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ヒアリング対象:荷主/製造業(姫路市)
ヒアリング時期:平成8年12月

 

1. 事業概要と既存物流ルート
セルロース、メタノール、重質油から酢酸、酢酸綿、フィルタートウなどを製造している。
輸入コンテナは17本/40ft・日あり、輸出コンテナは15〜20本/40ft・日ある。いずれも神戸港もしくは大阪港を経由し、陸上ドレージしている。なお、液体原料はバージで直接、工場に搬入する。酢酸綿は40ftコンテナで13.5t、フィルタートウは40ftコンテナで20tの重量がある。

 

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2. モーダルシフトへの取り組み等
本社に環境委員会を設け、レシポンシブルケアーを標榜し、陸上輸送の大型化、台数削減、JRコンテナ、内航船利用等を検討している。また、震災時にもRORO船による海上輸送を検討した。自社船建造により韓国への海上輸送も検討している。

 

3. 姫路港利用の条件等
荷扱い料、クレーン使用料を含めトータルコストで安ければ姫路港を利用することになる。
現在、コンテナのラウンドユースをしており、デバン後のコンテナに輸出品を積み込んでいる。
姫路港は公共スペースが小さい。バンニング、デバンを円滑にするにはコンテナヤードを拡張する必要がある。上屋、倉庫は必要ないが、コンテナヤードでのコンテナ蔵置ができるようにする必要がある。
姫路港・中島地区のコンテナヤードは1万?なので、40ftコンテナで50〜60本の蔵置スペースになる。

 

 

 

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